こんにちは、ハラです!
今回は食べ物の雑学「スイカは秋の季語である」について解説いたします!
それでは、ご覧ください!
こちらの動画でも解説しています
1. 季語とは?
まず始めに季語とは何か、説明します。
季語とは、俳句や連歌等で特定の季節を表す言葉のことです。
例えば「桜」「花火」「月」「雪」という言葉は、この言葉だけでどの季節のことを表しているかわかりますよね。
このように、春夏秋冬という言葉を記載しなくても、季節がわかるような言葉を季語と言います。
2. スイカは秋の季語?
さて本題ですが、スイカは秋の季語なのでしょうか。
結論、スイカは秋の季語です!
スイカは夏の味覚ですが、なぜ夏の季語ではなく、秋の季語なのでしょうか。
その理由は、季語を使用する俳句の季節が、旧暦を基本としているからです。
日本ではかつて、月の満ち欠けを基準にした太陰暦を採用しており、1~3月を春、4~6月を夏、7~9月を秋、10~12月を冬としていました。(旧暦)
その後、太陽の周期を基準にする太陽暦が採用されたことで、旧暦からおおよそ1か月ほどずれが発生し、3~5月を春、6~8月を夏、9~11月を秋、12~2月を冬としました。(新暦)
スイカの収穫時期は平均7月~9月と言われていて、旧暦だと収穫時期は秋に該当するため、秋の季語となります。
イメージは夏なのに季語は秋。少しややこしいです。
季語は実際のイメージよりも、季節を先取りしているようですね。
3. その他意外な季語をご紹介
スイカの他にも意外な季語が存在していたため、ご紹介します。
バレンタイン(春)
なんと冬の名物イベント、バレンタインは、旧暦で2月が春のため、春の季語となります。
2月はとても寒く、春のイメージは正直湧きませんよね。
個人的にバレンタインは、百貨店で開かれるイベントが毎年楽しみです。
たけのこ(夏)
春の味覚と言われるタケノコ。
しかしタケノコも、収穫時期が平均3~5月であり、旧暦で旬のほとんどが夏のため、なんと夏の季語となります。
こちらも夏のイメージは湧かないですよね。
個人的にタケノコは、王道ですが筑前煮にして食べるのが一番好きです。
朝顔(秋)
朝顔の開花時期は、平均7~10月であり、こちらも旧暦ですとほとんどが秋のため、秋の季語となります。
朝顔は暑い時期に咲いているイメージのため、秋の季語とは意外です。
個人的に朝顔は、小学校の時に育てていて、綺麗に咲いて感動した思い出があります。
落ち葉(冬)
紅葉、落ち葉と言えば秋の風物詩ですね。
しかし、紅葉は秋の季語ですが、落ち葉は冬の季語となります。
理由は他のものと同様、落ち葉の時期が平均11月と言われていて、旧暦で冬となるためです。
紅葉が秋なのに落ち葉は冬、何ともややこしいですね。
4. まとめ
今回は食べ物の雑学「スイカは秋の季語である」について解説しました!
スイカは秋の季語であることがわかりました!
・季語とは、俳句や連歌等で特定の季節を表す言葉で、春夏秋冬を記載しなくても、季節がわかるような言葉である。
・スイカは秋の季語であり、理由は、季語を使用する俳句の季節が、旧暦を基本としているからである。
・スイカの他にも意外な季語が存在する。
俳句に書かれている季語を新暦の基準で見てしまうと、書かれていることと季節のズレが発生することがあるため、旧暦を基準として考えると、どの季節について書かれているか正しく判断できそうですね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント