こんにちは、ハラです！
今回は豆知識「ガスは元々無臭だが漏れにすぐ気付けるよう故意に臭いを付けている」について解説いたします！
ガスの臭いは独特ですが、これが本来の臭いではなく人工的につけられたものだとしたら、なぜ付けたのか、理由が気になります。
それでは、ご覧ください！
こちらの動画でも解説しています
都市ガス1. ガスの種類と成分
家庭で使用されているガスには大きく分けて２種類存在します。
都市ガス
都市ガスの原料は天然ガスで、成分は下記のとおりです。
・メタン
・エタン
また、都市ガスは空気より軽く、ガス漏れの際は窓からガスを放出することができます。
都市ガスのメリットは、原料の天然ガスの二酸化炭素排出量が少ないため環境にやさしいこと、人件費や配送費が抑えられていることにより料金が安価である点です。
反対にデメリットは、基本的に都市部に提供されていて提供エリアが限られていること、地下の導管を通じてガスを供給することにより災害時の復旧に時間がかかる点です。
LPガス
LPガスの原料は石油ガスで、成分は下記のとおりです。
・プロパン
・ブタン
また、LPガスは空気より重く、ガス漏れの際は床にたまってしまうため、ガスを放出するにはほうきで履くなどの対応が必要です。
LPガスはプロパンを主成分とするため、プロパンガスとも呼ばれます。
LPガスのメリットは、家庭のガスボンベがあれば使用できるため災害時の復旧がしやすいこと、全国どの地域でも提供可能のため提供エリアが限られていない点です。
反対にデメリットは、原料の石油ガスの二酸化炭素排出量が多いため環境への負荷が大きいこと、ガス会社が自由に価格を設定できることにより会社ごとの料金に差が出てしまう点です。
2. ガスは元々無臭だが漏れにすぐ気付けるよう故意に臭いを付けているのか
家庭で使用されているガスには大きく分けて「都市ガス」「LPガス」の２種類が存在することがわかりましたが、そんなガスは漏れにすぐ気付けるよう故意に臭いが付けられているのでしょうか。
結論、「都市ガス」「LPガス」ともに漏れにすぐ気付けるよう故意に臭いを付けています！
実は「都市ガス」「LPガス」両方とも元々は無色・無臭のものなのです。
3. ガスの種類による臭いの違い
さて、「都市ガス」「LPガス」ともに漏れにすぐ気付けるよう故意に臭いを付けていることがわかりましたが、ガスの種類によって臭いに違いはあるのでしょうか。
実は、「都市ガス」「LPガス」で臭いに違いはありません！
またこの臭いについては、適当に付けられているものではありません。
人間が本能的に危ないと感じるような臭いであり、かつ有害な物質を発生しないものが付けられています。
4. まとめ
今回は豆知識「ガスは元々無臭だが漏れにすぐ気付けるよう故意に臭いを付けている」について解説いたしました！
本当にガスは故意に臭いを付けられていることがわかりました！
・家庭で使用されているガスには大きく分けて、「都市ガス」と「LPガス」の２種類が存在する
・都市ガスは空気より軽く、メリットは環境にやさしいこと、安価な点であり、反対にデメリットは提供エリアが限られていること、災害時の復旧に時間がかかる点である
・LPガスは空気より重く、メリットは災害時の復旧がしやすいこと、提供エリアが限られていない点であり、反対にデメリットは環境への負荷が大きいこと、料金に差が出てしまう点である
・ガスは元々無臭だが漏れにすぐ気付けるよう故意に臭いを付けている
・「都市ガス」「LPガス」で臭いに違いはない
この独特な臭いのおかげでガス漏れによる事故が大幅に防げていると思うので、私たちの生活になくてはならないものですね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント