こんにちは、ハラです!
今回は面白雑学「ラジオ体操の発祥国はアメリカである」について解説します!
ラジオ体操は、あのメロディーの雰囲気からすると勝手に日本が発祥だと思っていたため、驚きです!
それでは、ご覧ください!
こちらの動画でも解説しています
1. ラジオ体操の発祥国はアメリカ?
早速ですが、ラジオ体操の発祥国は日本ではなく、アメリカなのでしょうか。
なんと、ラジオ体操の発祥国はアメリカです!驚きですね。
どのようにしてアメリカでラジオ体操が誕生したか、日本に伝わったのはいつ、何がきっかけなのか。
歴史が気になるところです。
ここから、ラジオ体操の歴史を見ていきます。
2. ラジオ体操の歴史
ラジオ体操は1922年、アメリカのボストンの放送局で誕生しました。
その後1925年の3月から、アメリカの生命保険会社が国民の健康増進を目的として、ラジオ放送を始めました。
日本にラジオ体操が伝わったのは、この時視察のために訪米していた逓信省簡易保険局(かんぽ生命)の猪熊氏が知り、日本に導入しようと働きかけたのがきっかけです。
そして1928年、日本放送協会や文部省等が協力し「ラジオ体操第一」を作成、翌年1929年には全国放送が行なわれるようになりました。
ラジオ体操は、音楽に合わせて手軽に誰でも体操が楽しめるため好評であり、1932年に「ラジオ体操第二」、1939年に「ラジオ体操第三」が制定され、ラジオ体操は日本で急速に広まりました。
その後1945年の終戦とともに一時中断されたラジオ体操ですが、8月23日に復活します。
しかし終戦後すぐに復活したことで、「軍事国家の復活につながる」とGHQに判断され、指導を受けてしまいました。
そのため翌年1946年に旧ラジオ体操を中止し、改めて「新ラジオ体操第一~三」を制定し放送しましたが、あまり普及しなかったため、わずか1年後の1947年に再び放送が中止されてしまいました。
なお、この「ラジオ体操第三」は以降制定、放送されることがなかったため、現在では「幻のラジオ体操」と呼ばれています。
そして1951年にNHKを中心に、3代目となる「ラジオ体操第一」が制定され、再び人気となりました。
さらに翌年1952年に「ラジオ体操第二」が誕生し、1962年には全国1000万人で一斉に体操を行なう「第一回1000万人ラジオ体操祭」が行なわれ、以降現在まで毎年開催される国民的なイベントとなりました。
ラジオ体操は、今や知らない人はいないと言っても良いほど国民に愛され、なじみのある体操になりましたよね。
学生の頃、夏休みの朝に実施していた方も多いのではないでしょうか。
3. ラジオ体操が身体にもたらす効果
ラジオ体操は全身を使う運動のため、第一、第二合わせると約5分程度ですが丁寧に行うと汗ばむくらいの運動量となります。
運動の前のウォーミングアップや有酸素運動として行うのもおすすめです。
そんなラジオ体操には下記の効果が期待できます。
・肩こり、腰痛の予防と改善
・呼吸機能の促進
・消化器の働きを改善
しかしこの効果を高めるにはただ行うのではなく、動きを一つ一つ丁寧に行ない指先までしっかり伸ばす、呼吸を意識する、動かしている部位に集中する、こちらのことを意識して行いましょう。
4. ラジオ体操の第一と第二の違いは?
さて、ラジオ体操は現在第一と第二で分かれていますが、どのような違いがあるのでしょうか。
ざっくり言ってしまうと、第一はシンプルで誰でも行うことができるため、子供やお年寄りの方向けのもの、第二は、第一より運動強度が高く激しい運動が多いため、青・壮年層を対象に職場向けのものであり、運動強度に大きな違いがあります。
第一と第二ともにそれぞれ時間は約3分間、13種類の運動を行うということに差はありませんが、第二の方がテンポが速く、ダイナミックな動きが多いです。
当然、消費カロリーも第二の方が約5キロカロリー多く費やすと言われています。
第一は身体をほぐすための体操、第二は筋力をつけるための運動と言えますね。
ちなみに気になっている方も多いと思いますが、幻のラジオ体操である「ラジオ体操第三」は、この第一、第二よりもさらに運動強度が高く、激しいものでした。
そこまで激しい運動となると、難易度が高く、継続して行うことができる方は限られてきそうですね。
5. まとめ
今回は面白雑学「ラジオ体操の発祥国はアメリカである」について解説しました!
ラジオ体操の発祥国は、日本ではなくアメリカであることがわかりました!
・ラジオ体操の発祥国はアメリカである
・ラジオ体操は1922年、アメリカのボストンの放送局で誕生し、1928年に日本で「ラジオ体操第一」が作成され、翌年1929年には全国放送が行なわれるようになった
・ラジオ体操が身体にもたらす効果は、「肩こり、腰痛の予防と改善」「呼吸機能の促進」「消化器の働きを改善」である
・第一は子供やお年寄りの方向けのもの、第二は、青・壮年層を対象に職場向けのものであり、運動強度に大きな違いがある
ラジオ体操はよく子供の頃に行った思い出がありますが、身体に良い効果があるため、できるだけ積極的に行い、習慣化できると良いですよね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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