こんにちは、ハラです!
今回は世界の雑学「インドでは「牛の鳴き声が聞こえる距離」を長さの単位に使っていた」について解説いたします!
それでは、ご覧ください!
こちらの動画でも解説しています
なお今回の記事は一部、こちらの本を参考にさせていただきました。
米澤 敬 (著),日下 明 (イラスト)
1. インドでは「牛の鳴き声が聞こえる距離」を長さの単位に使っていた?
早速ですが、インドでは「牛の鳴き声が聞こえる距離」を長さの単位に使っていたのでしょうか。
結論、インドでは「牛の鳴き声が聞こえる距離」を長さの単位に使っていました!
この単位が使用されていたのは古代インド時代。
「牛の鳴き声が聞こえる距離」の単位の名前は、「クローシャ」と言い、1クローシャあたり、1.8kmから5kmと言われています。
1.8kmから5kmまでの間とは、人によってかなりの差がありそうですね。
なんともアバウトです。
この単位でも十分驚きですが、なんとほかにも牛を使ったアバウトな単位が存在したのです。
2. その他インドの牛を使った単位とは?
「牛の鳴き声が聞こえる距離」の単位、クローシャ以外にも、牛を神聖な動物とするインドでは、牛を使った長さの単位が存在していたと言われています。
その単位は「牛が一日で歩く距離」であり、単位の名前は「ヨージャナ」で、1ヨージャナあたり約10kmから15kmと言われています。
なんと5kmも差があるため、こちらもアバウトな単位ですね。
ここまでくると、単位として機能していたのか不安になります。
さらに1800年代のドイツでは、「牛一頭が午前中に耕すことのできる面積」という面積の単位、「モルゲン」が存在したと言われています。
「モルゲン」は当時、1モルゲンあたり約0.25ヘクタール(2500㎡)と言われていました。
しかし現在では1ヘクタール、1モルゲンとすることが一般的だそうです。
3. 牛以外の動物を使った単位とは?
牛以外にも、世界には動物を使った様々な単位が存在していました。
猫のひとっ飛びする距離
この単位の名前は「カッツェンシュプルング」と言い、ドイツの面積または距離の単位です。
猫が飛ぶことができる距離のため、目と鼻の先の距離を表していると言われています。
これよりも大きい距離の場合は「カッツェンシュプルングでは無理」のように、この単位を使用するそうです。
日本人にとっては、普段使いするには噛みそうな単位ですね。
トナカイの角が見分けられる距離
この単位の名前は「ブーク」と言い、シベリア原住民の距離の単位です。
角の枝まで見ることのできる距離が1ブークとなります。
視力の差で、かなり距離が変わりそうですね。
シラミの卵1個分の重さ
この単位の名前は「リークシャー」と言い、古代インドの重さの単位です。
このリークシャーは、約0.7mgを表しています。
シラミの卵を見つけたときに、単位にするという冷静な判断ができるのが素晴らしいです。
見つけてしまったら、駆除を優先しますよね。
4. まとめ
今回は世界の雑学「インドでは「牛の鳴き声が聞こえる距離」を長さの単位に使っていた」について解説しました!
・インドでは「牛の鳴き声が聞こえる距離」を長さの単位(クローシャ)に使っていた。
・クローシャ以外にも「牛が一日で歩く距離」を長さの単位(ヨージャナ)に使っていた。
・牛以外にも世界の単位には「猫のひとっ飛びする距離(カッツェンシュプルング)」「トナカイの角が見分けられる距離(ブーク)」「シラミの卵1個分の重さ(リークシャー)」が存在する。
動物を使った単位、考えつかないようなものがたくさんありました。
そもそも動物を使用して単位を表現しようとした発想が、ユーモアに溢れていますね。
当時の人達はこの方法で物を測っていたとなると、正確性の部分でとても心配です。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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