【食べ物の雑学】海外っぽいのに日本発祥の料理とは?

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食べ物

こんにちは、ハラです!

今回は、海外っぽいのに実は日本発祥の料理について、解説いたします!

それでは、ご覧ください!

こちらの動画でも解説しています

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子供から大人まで幅広く愛されているオムライスは、実は日本が発祥であると言われています。

洋食の定番メニューのため、日本が発祥とは意外ですね。

オムライスの名称は、フランス語の「オムレット(omelette)」と英語の「ライス(rice)」を組み合わせた和製英語です。

そんなオムライスの発祥には2つの説が存在しています。

一つ目は明治時代、東京の老舗洋食店で誕生したという説。

当時のオムライスは、肉、玉ねぎ、溶き卵にご飯を混ぜて炒めたもので、簡単に作ることができたため、従業員のまかない料理として食べられていました。

その後、食べている様子を見た客から「メニューにしてほしい」とリクエストがあり、「ライスオムレツ」として、メニュー化されました。

ちなみにこの「ライスオムレツ」にはケチャップは入っておらず、オムライスというよりは、チャーハンに近いものでした。

二つ目は大正時代、大阪の洋食店で誕生したという説。

当時毎日来る常連客の中に、胃腸が弱く毎回「オムレツ」と「ライス」を別々に注文している客がいました。

毎回同じメニューを注文する客を店主が気の毒に思い、ライスを卵で包んだ料理を出したところ、あまりの美味しさに客が料理名を店主に問いかけ、「オムライス」と答えたことで、オムライスが誕生しました。

店長の優しさによって生まれたメニューですね。素晴らしいです。

中華の定番メニュー、天津飯もなんと日本発祥の料理と言われています。

天津飯の名称は、中国天津産の良質米である「小站米(シャオチャンミー)」を使った「天津芙蓉蟹肉飯(蟹肉入り卵焼き乗せ丼)」という料理名から、読みにくい「芙蓉蟹肉」の部分を省略し、「天津飯」となったと言われています。

「天津芙蓉蟹肉飯」という名前は、非常に読みにくく長いため、省略されて良かったです。

そんな天津飯の発祥についても、2つの説が存在しています。

一つ目は明治時代、東京・浅草の中国料理店で誕生したという説。

当時コックが「早く食べられる物を作ってほしい」と客にオーダーされた際に、蟹玉をご飯にのせ、酢豚のあんを応用した甘酸っぱい醤油味のあんをかけて作ったものが、天津飯の原形だと言われています。

二つ目は大正時代、大阪の中国料理店で誕生したという説。

当時、戦後の食糧不足に陥っていて、天津の食習慣である、皿盛りのご飯におかずを乗せた料理「蓋飯(カイファン)」をヒントに、天津で多く捕れていたワタリガニを、同じく天津産の鶏卵でとじることでカニ玉にして、上からあんをかけて作ったものが「天津飯」と言われています。

ビビンバが誕生したのは朝鮮ですが、石焼きビビンバは日本が発祥であると言われています。

石焼きビビンバが誕生したのは昭和の1970年頃、大阪の韓国料理店で誕生したとされていて、当時在日していた韓国人が考案した創作料理です。

ビビンバという料理はこの時すでに存在していたものの、牛肉、野菜などのビビンバの材料を、岩から切り出した専用の容器を使用し高温で加熱(石焼き)してから食べるという食べ方は、新しい食べ方でした。

この「石焼きビビンバ」は熱々のまま食べられることや、おこげの美味しさからとても評判が良く、たちまち広まっていきました。

石焼きビビンバは韓国料理の定番ですが、焼き肉店の石焼きビビンバもとても美味しくて大好きです。

秋のスイーツの定番、モンブランは日本が発祥であると言われています。

モンブランが誕生したのは昭和の1933年頃、東京の洋菓子店で誕生しました。

この洋菓子店の創業者は、店をオープンする少し前にヨーロッパを旅していた際、イタリアとフランスの国境に存在する「モンブラン(Mont Blanc)」という山の美しさに感動し、店名にしたいと考えました。

そしてそのまま市長へ名前を使用する許可を取りに行き、見事「モンブラン」という洋菓子店を東京にオープンすることができました。

ものすごい行動力です。

相当「モンブラン」に見惚れてしまったのですね。

その後、この山をモデルにした「モンブラン」というスイーツを作りました。

お店の名前にとどまらずメニューまで作成してしまうとは、とても情熱的な方です。

コーヒーが誕生したのは海外ですが、アイスコーヒーは日本が発祥であると言われています。

アイスコーヒーが誕生したのは明治時代。

石井研堂(文筆家)が1908年、自著『明治事物起原』の中で、1891年、東京・神田の氷屋に「氷コーヒー」というメニューがあったことを紹介しています。

当時の「氷コーヒー」は、氷を入れることでコーヒーの味が薄まることを避けるため、ビンにコーヒーを入れ、井戸水や氷につけて冷やしたものでした。

「氷コーヒー」という名前、氷屋のメニューということから、よく見る氷が入っているタイプのものを想像しましたが、これは浅はかな考えで、味を落とさないよう工夫して作られたものでした。

ちなみに、なぜコーヒーの発祥は日本ではないのに、アイスコーヒーは日本発祥なのでしょうか。

その理由は、当時の日本は夏にスイカを井戸水で冷やして食べるように、食べ物を冷やして食べる文化があったため、コーヒーも冷やして飲む文化が自然と生まれたのではないかと考えられています。

暑い日に飲むアイスコーヒー、何とも絶品ですよね。

美味しいコーヒーを飲むと、思わず物思いにふけってしまいます。

今回は食べ物の雑学「海外っぽいのに日本発祥の料理とは?」について解説しました!

様々なジャンルの料理を紹介しましたが、どれも意外な料理で、日本の食文化をもとに誕生したもの、店主のお客さんへの思いやりで生まれたもの、山の美しさへの感動から生まれたものなど、それぞれに歴史が存在しました。

今後も新たな日本発祥の美味しい料理が誕生していくと思うので、とても楽しみです。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

丸1日ゲームをして過ごせるほどゲームが大好きで、人に合わせるのが苦手なのんびりマイペースに生きているアラサーOLです。

お悩み解決する豆知識や、くすっと笑える雑学を中心に発信し、みなさんの通勤、通学、休憩時間が有益な時間、楽しい時間になるようなブログ運営を目指します。

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